2019年8月30日
膝の痛みは”膝の動きすぎ”が原因です!その答えになる〇〇関節とは?
こんにちは、小田原市の腰痛・ひざ痛専門整体院 葉音~Hanon~の院長、楠侑友(くすのき ゆうと)です。
小田原市を中心に、湘南や伊豆地域に住む腰痛・ひざ痛でお悩みの皆様へ改善に近づくための有益な情報をお伝えしていくブログです。膝の痛みがいつまでも改善しない方はぜひ最後までご覧下さい。
今日は「膝の痛みは ”膝の動きすぎ” が原因です! その答えになる〇〇関節とは?」とはという内容です。
【この記事のポイント】
膝の痛みでお悩みのあなたは、いつまで ”ひざ” だけを見続けますか?
膝に湿布をして、膝にサポーターをつけて、膝に注射を打ち、膝に痛み止めの薬を塗る。
それだけ毎日色々なことをしているにも関わらず膝の痛みが少しも改善しないという人は、日本中にたくさんいると思います。
あなたは今日、このブログを見て頂いたのをきっかけに、”ひざ” 以外の場所を見る習慣や知識をつけて頂きたいのです。
多くの人は、膝が痛いと膝に原因があるのだろうとすぐにその一点張りになってしまいます。
その一点張りの状態というのはものすごく視野が狭まっている状態であると言うことをまず理解してほしいのです。
通常、膝が痛いのに膝以外を見なさい、膝以外に問題があるんだと言われても、正直ピンと来ないという気持ちはものすごく分かります。
でもこれは人間が知らないうちに植え付けられている「膝が痛いなら膝を見るのが当たり前でしょ?!」というイメージに縛られているだけなのです。
イメージに縛られてしまう理由はもう一つ、膝が痛いときに膝以外の影響を見ることができる知識がないことです。
だから少しでも膝以外の場所の影響を膝の痛みと結びつけることができるのかが重要なのです。そのために少しでも知識をつける必要があるのです。
それでは以下で詳細を解説しますね!
目次
膝の痛みは ”膝の動きすぎ” が原因です!
まず一番始めに、皆さんのイメージと反対をいきたいと思います。
基本的には、膝が動かないから膝が痛くなっているという風に思っている人が多いですが、実はその逆です。
結果的には、現在は固まっていると感じるかもしれませんが実は ”膝が動きすぎた” ことが元々のひざの痛みの原因であり始まりなのです!
まだここで混乱している場合ではないので、落ち着いて読んで下さいね。
膝関節を少しでも理解するのことが改善のヒントです!
膝関節は1軸性関節という関節であり、簡単にいうと基本的には曲げ伸ばししかできない関節なんですね。
なので、曲げ伸ばし以外の動きには非常に弱い関節なのです。
例えば、ねじる動きや横にスライドするという動きに対してはめっぽう弱い作りに構造上なっています。
これが理解できただけでもあなたは少し改善に近づいたと思っていいと思います。
では、この曲げ伸ばし以外の動きが苦手な膝関節が動きすぎてしまう状態がなぜ起きてしまうのでしょうか?
ここが一番重要なポイントなのです!
他の関節を補うために動かさざるを得ないから
人間は、どこかの機能が低下すると他の部分が無意識のうちに補ってくれています。
そのために、一定の状態が基本的には維持できるのです。
では、膝関節はどこを補ってしまっているのかということをお伝えします。
答えは主に股関節と足関節です。
この2つの関節は、膝関節の上と下に位置していますよね。この膝を囲む2つの関節が実は膝の痛みを引き起こしあなたを苦しめている
関節ということが言えるのです。
多軸関節の可動域制限が膝の痛みの原因で答えである
では、上記の股関節、足関節がどのような状態になると、膝が動きすぎてしまうのか?ここが重要です。
先ほど説明したように、膝関節は曲げ伸ばししかできない1軸関節である特徴があると言うこと。
その反面、股関節は(屈曲・伸展、内転・外転、内旋・外旋)や足関節は(底屈・背屈、内がえし・外がえし、回内・回外)という動きに合せて、それらを複合した動きが可能なのです。
いわゆる足首を回したり、股関節を回したり結構自由な動きが可能な関節というわけです。
これを多軸関節といいます。
ここまで理解した上で結論ですが、この股関節、足関節のような多軸関節が運動不足や、日々の悪い姿勢、負担のかかるような動作などの積み重ねが原因で筋肉が疲労し硬くなる事で動かなくなってしまったらどうでしょうか?
元々、動きの少ない1軸関節である膝関節が多軸関節である股関節や、足関節の動きを補うために動かざるを得ない状況ができてしまうのです。
これが膝が動きすぎてしまうことによる膝の痛みの正体です! 専門的には関節のハイパーモビリティと言います。
膝の痛みの解決方法は? ひざを見ないこと!!
ここまで来れば、膝を見ても改善しない膝の痛みがあることは理解できたと思います。
あなたが膝の痛みを改善するためにするべきことは、簡単ですよね。以下の2つの点です。
①多軸関節である股関節と足関節の動きを元に戻してあげること。
②股関節と足関節の動きが悪くなるような原因の動作をなくす事。
たったこの2点だけなのです!
一度、本気で膝以外をみるということをしてみて下さい。今のイメージから抜け出して膝の知識を少しでも持つ事で視野が広くなり、ひざの痛みが改善できるはずです。これが膝の痛みの解決方法です。
膝の痛み まとめ
難しい内容は省いたつもりですが、少し難しい考え方かもしれません。
でも、膝を見ていてもいつまでも改善しない膝の痛みの原因は膝以外にあると言うこと。これだけでも理解してもらえたら嬉しく思います。
長年膝の痛みでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談いただければと思います。
あなたのひざ痛が少しでも良くなることを願って終わりたいと思います。ではまた!