2021年11月8日
自律神経失調症と言われた迷子の患者さんへ
こんにちは、小田原市の慢性腰痛・ひざ痛専門 整体院葉音の院長、楠侑友です。
今回は「自立神経失調症と言われた迷子の患者さんへ」というお話です。
自律神経失調症というといわゆる不定愁訴(ふていしゅうそ)と言われるような、頭痛や吐き気、めまい、耳鳴り、あくび、だるさ、気持ち悪さ、眠れないなどのあまり周りの人に分かってもらえない症状が代表的な例であります。
病院では、「日柄ものだからね」とか言われたり、自立神経失調症などと病名で診断されることが多いと思うのですが、この言葉は実は「分からないですね」という言葉の裏返しでもあるということなのです。
自立神経失調症のような症状は病院の検査では分からない原因が体に隠れている可能性があるのでそこを見極めていく必要があります。
自立神経失調症と言われたけど改善せずに悩んでいるという方はぜひ参考にしてみてください。
そもそも自律神経失調症って何?
そもそものお話ですが、「自律神経失調症って言葉は聞いたことあるけど詳しいことはよくわかりません」という方がほとんどだと思います。
それだけ診断されている方は多いけど、「自立神経って何ぞや?」って思っている人が多いということなのです。
自立神経というのは大きく2つの神経に分かれます。
- 交感神経(こうかんしんけい)
- 副交感神経(ふくこうかんしんけい)
言葉の通りで2つの神経は「自立」している神経です。
要するに体の中で勝手に自分で自立して働いている神経だということです。
反対の言葉で「体性神経(たいせいしんけい)」という言葉がありますが今回は掘り下げないでおきましょう。ややこしくなるので。
この自立神経が失調している状態なので、調子を崩して通常通りに働いていない状態を指します。
自律神経の働きは?
自立神経の働きは、人が生きていくうえでとても重要です。
交感神経:体を興奮させる、動かす
副交感神経:体をリラックスさせる、休ませる
という働きに分かれています。
互いに真逆と言ってもいいほどの働きがあります。
自立神経失調症とは、体が休まなくてはいけない時に興奮していて、体を動かして興奮させなきゃいけない時にリラックスしているというあべこべの状態になるので体の調子が悪いと感じるのです。
眠りたいのに体が興奮していて眠れない。
この場合、患者さんの症状として不眠とかあくび、だるさ、耳鳴り、胃のもたれなどの症状として体に現れるわけなのです。
自律神経はなぜ乱れる?
自立神経の乱れは、よくストレスとか疲労とか生活の乱れが原因ですなんていう風に言われやすくとても抽象的になりがちですが、それだとなかなか患者さんにとっては結局よくわからないままなんてことが多いです。
だからなかなか改善することもできなくなってしまいます。
ですが、自立神経の乱れは筋肉の過度な緊張によってできた筋肉の「硬結(こうけつ)」によって引き起こされることが非常に多いです。
分かりやすく言えば、ストレスや疲労によって筋肉が固まっているだけで自立神経系は乱れてしまうということです。
施術としては全身的にどこの筋肉・筋膜が固まっていて、自立神経系を乱しているのかを探す必要があります。
自立神経失調症が筋肉が硬くておきているという意味が分からない患者さんも多いと思うのですが、それが検査等でも分からない理由です。
要するに調べられないのです。
自律神経系の症状というのはあくまでもそれなりの体の状態に応じて症状として出ているだけなので症状を見すぎてしまうと改善しないケースが多いです。
体全体のバランスを修正しながら体の硬さを取っていくだけで自立神経症状は軽減していくケースが非常に多いのです。
まとめ
自立神経失調症という言葉は聞いたことがあるけどよくわからないという人は、まず自立神経がどのようなものなのかを知ることも重要です。
検査をしても原因がはっきりとしない場合はほとんど、全身の筋肉の硬さが関係していることが多いのです。
自律神経失調症という言葉だけに惑わされすぎずに冷静に自分の体と向き合えるようになると改善していくものです。
自立神経失調症と言われて悩んでいる方はぜひ一度ご相談いただければと思います。
一緒に快適な生活を取り戻せるようにしていきましょう!
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