2022年1月20日
立ち上がると膝が痛い! プロは何をみている?
こんにちは、小田原市の慢性腰痛・ひざ痛専門 整体院葉音の院長の楠侑友です。
今回は、「立ち上がると膝が痛い! プロはどこの何をみている?」という内容のお話をしていきます。
椅子から立ち上がる時などに膝が痛いという方はぜひ参考にしてみてください。
それでは解説していきます。
立ち上がる時に膝が痛い! どうして?
立ちあがる時に膝が痛いという方はとても多いです。
こんな時に、膝の痛みを専門で診ているプロの整体師の私は何をみているでしょうか?
答えは、①立ち上がりでもどの瞬間にどこに痛みがあるか? ②立ち上がりの仕方の2つを主に見ています。
動作に問題がある方が多いので正しい立ち上がり方ができるように患者さんの立ち上がり方のどこが痛みの原因になっているのかを確認します。
膝が痛くならないような立ち上がりに関しては以下のポイントを抑えておくと良いです。
①つま先と膝の向き
②膝が曲がっている角度
③前への体重移動ができているか?
④代償動作が入っていないか
私は立ち上がりの際に上記の4つのポイントを見ています。
簡単に解説します。
①つま先と膝の向き
立ち上がる時はつま先と膝の向きは気持ち外側に向けます。
立ち上がりの時に膝が痛くなってしまう人は、膝が内側に入っています。
またつま先だけ外側を向き、膝が内側に入っている「knee in toe out(ニーイントゥーアウト)」という状態で立ち上がりを行っています。
これでは膝に負担がかかり膝を痛めてしまいます。
立ち上がりの際は、つま先と膝を同じ少し外側に向けて立ち上がるように気を付けてみましょう!
多くの人はこれだけで痛みが違ってくると思います。
②膝が曲がっている角度
立ち上がる時には膝を90度以上に曲げた状態から立ち上がります。だいたい100~110度くらい曲げている状態が望ましいです。
90度以下もしくは90度付近までしか膝が曲がっていない場合、立ち上がりに無理が生じます。
次に解説する体重移動に関係してくるので3つ目の理由と合わせて確認してみてください。
③前への体重移動ができているか
立ち上がりで最も重要なのが「前への体重移動ができているか?」という点です。
立ち上がりの際には通常前方への体重移動を無意識のうちに行っていますが、多くの方がいきなり上に立ち上がろうとしてしまっています。
例えば、壁を目の前にしてつま先を壁にくっつけたまま立ち上がろうとしてみてください。
多分ですが立てないと思います。これは前への重心移動ができなくなるためです。
立てないとどうするかといえば手の力を使って立ち上がってしまうわけです。
ここで前への重心移動を意識した立ち上がりのコツを教えます。
【重心移動を簡単にする方法】
①座った状態で前におじぎをします。
②自分のつま先が見えるところまでおじぎしてください。
③自分のつま先が見えてから上に立ち上がってみてください。
たったこれだけで体重の前方移動ができるようになります。
多分ですがしっかりとできていれば膝はほとんど痛くないはずです。
それだけ前方への体重移動ができないと足に負担がかかってしまうのです。
自分で体感してみることが良いかもしれません。
先ほど2つ目でお話した膝を90度以上に曲げる理由は、前への体重移動がしやすくなることにもつながります。
④代償動作が入っていないか
立ち上がる時の代償動作としては、
①立ち上がる時に勢いをつける
②手を使って立ち上がる
の2つが特に多いです。
後ろに反動をつけて勢いをつけてから立ち上がるのは代償動作の一つです。
勢いをつけないと立ち上がれない何か原因があるはずです。
もう一つは手を使って立ち上がるケースです。
手の力を使わないと立ち上がれなくなっている状態です。重心移動ができていないと「力ずく」の状態になるので手を使ってしまいます。
手を使って立ち上がっているのであれば通常の立ち上がりができていないことを指します。
まとめ
立ち上がる時に膝が痛いという方は、正常な立ち上がり動作ができていない可能性が非常に高いです。
体の状態にも問題があるのは当然ですが、あなたの立ち上がりの動作自体に問題があると膝の痛みはいつまでも改善しません。
立ち上がる時に膝が痛いという方は、ぜひ一度今の立ち上がり方を見直すことをおすすめします。
このブログを読んでも自分ではよく分からないという方は、ぜひ一度お問合せいただければと思います。
実際に一緒にやってみたほうが早いですからね!
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それではまた(^^♪