2020年5月24日
「専門用語」が患者さんに与える違和感とは?
こんにちは、整体院葉音の院長 楠侑友です。
患者さん:「専門用語で言われても分からないです・・・。結局、何を説明されているのか分からなかった。」
今回は、こんな専門用語が患者さんに与える違和感について解説していこうと思います。
専門家はなぜか患者さんが知っている前提で話をしてしまう
すごくありがちなんですが、どんなジャンルの専門家もなぜか相手(お客さん)がその話や用語を知っているような前提で話を進めてしまう傾向があります。
専門家は自分が普段当たり前に使っている言葉が、誰でも知っている言葉なのか、それとも専門家しか分からない言葉なのかの判別がつかなくなっているからです。
相手の立場に立ってみたらどう思うでしょうか?
(この人は何の話をしているんだろう???)
(そもそも言葉の意味が分からないんですが)
(もっと丁寧に話をしてくれる人がいいな)
多分、内心ではこのような感じで「違和感を感じる」人が多いと思います。
違和感を感じさせてしまった時点でその相手との信頼関係を上手く作ることができなくなります。
なぜこのように言えるかといえば、自分自身が実際に他の場面で違和感を感じたことがあるからです。
医療用語は分からない前提で話しをする意識が重要
医療用語は基本的には患者さんは分からないという前提のもと話をなるべく簡潔に分かりやすく伝える事が大切です。
医療用語は専門性が高く、多くの人が理解できないはずです。
私が常に意識する事は「専門用語の排除」です。
自分が医療用語の本質や本当の意味を理解していないと専門用語を簡単な言葉に変換することができません。
例えば、「関節可動域」という言葉がありますが、簡単な言葉に変換すると「関節が動く範囲」という風に変換することができます。もっと簡単にすると「関節がどれだけ動くか」という風にも言い換えることができます。
もう一つ簡単な言葉で言えば、「立位」という言葉ではなく「立った姿勢」というように変換することができます。
つい何気なく使ってしまう医療用語は僕たちにとっては日常でも患者さんにとっては何を言っているのか分からない用語であると言うことを前提に患者さんと話をするということしなければいけないと日々感じています。
患者さんに説明ができない根拠のない施術はしない
専門用語をできるだけ避けて、患者さんに全て説明する事ができるという事しか行いません。これが私の持つポリシーであり、ルールです。
専門用語を並べて患者さんが理解できていない状態で施術をなんとなく行うということは絶対にしたくありません。
患者さんが自分の体を理解する事ができて初めて「健康的な体」を手に入れる事ができるからです。
そのためにも専門用語を使わず、患者さんに違和感を与えない事がすごく重要です。
ちょっとした言葉の使い方や言葉の選び方で患者さんの体を変えることができると信じています。
あまり満足いく説明をい受けたことがない人や根拠や理由も分からないまま治療を続けている人は、きっと違和感を感じた事があるはずです。
そんな背景には医療を提供する側のちょっとした配慮が欠けているのかもしれません。
そんなことを考えながら施術を提供する事を常に意識しています。
ぜひ満足いく説明や、納得した話をしてもらったことがない人は一度お問い合わせ下さい。
あなたの感じていた違和感を全て解消できればと思います。
というわけで、今日はここまでです。
慢性的な腰痛・ひざ痛でお悩みの方は整体院葉音に一度ご相談下さい!
ではまた。