2020年6月20日
施術後の症状の戻りで心が折れそうな方へ
【40代女性患者さんKさんからの質問】
「施術してもらっても次の日にはすぐに症状が戻ってしまいます。」
心が折れそうなのですが、痛みが戻ってしまうのは普通の事なんでしょうか?
今日はこんな患者さんの実際の疑問に答えていきます。
整体院葉音の院長、楠です。
☑本記事の内容
● 症状の戻りに対する正しい考え方
施術を経験したことない人や、治療を始めたばかりの人が陥りやすい「症状の戻り」についての考え方をお伝えします。
あらかじめ今日ご紹介する考え方を持っておくと治療がスムーズに進みますのでぜひ最後までみて参考にしてみてください。
症状の戻りがあるのは普通の事です
せっかく治療をしても症状の戻りを一度は感じたことがある人も多いと思います。
患者さんにとって症状の戻りがあるというのはやはり「悪いイメージ」を持たれてしまうことがほとんどです。
さらに戻りが理由で改善しようとする心が折れてしまう人が多いです。これは特に治療の初期段階に見られる光景です。
なぜならちょっと良くなったと思った次の瞬間にまた元の状態に戻ってしまうからです。
ずっと悪いならまだしも少し良くなる瞬間を感じた後にまた辛くなってしまうので、私の体はもう駄目なんだと勝手に思い込んでしまうのです。
でも理解しておいてほしいのが症状の戻りというのは、人間の体はホメオスタシス(恒常性)という機能によって一定を保つようにコントロールされているがゆえです。(正常に体が機能している証拠です)
【ホメオスタシスの例】
例えば、風邪をひいて体温が40°まで上がったとします。
ずっと40°のままの人は絶対にいないはずです。
普通の人であれば必ず35~36°まで体温を自然に戻します。簡単に言えばこれがホメオスタシスです。
他にも心臓の鼓動だって基本的には、ばらつきなく常に一定のリズムを刻んでいます。
このように人間には、体を機能を一定に保とうとする強い力が常に働いているのです。
だから症状の戻りがあるのは当然なのです。
腰痛の患者さんで例えてみよう!
腰痛患者さんは痛みの出ている姿勢や体がゆがんだ状態が、自分にとっては普通の状態となってしまっているために、すでにゆがんだ状態でホメオスタシスが働いてしまっています。
だから治療して少し体がいい方向に変化が出たとしても、体にとっては非常に居心地が悪いわけです。
だから自分が慣れたゆがんだ元の状態に無意識に戻そうとします。
だからまた体がつらくなってしまうのです。
これが症状の戻りです。
何十年もかけて慢性化している人や忙しすぎて体に負担がかかりすぎている人はこの症状の戻りが非常に強く出ます。
症状の戻りの正体は、ホメオスタシスという人間の機能によって慣れた元の状態に戻しているということなのです。
戻りはどうすればなくなる?
結論:戻りをなくすためには、繰り返し体によい刺激を入れてゆがみや筋肉を継続的に良好な状態にまずはキープすることです。戻りに関しては少し長期的な目線が必要になります。
症状を一時的になくすことはできても、その状態が継続しなければあまり意味がないですよね!
戻りを抑えるためにあなたはどんな事をすればいいのかというと、例えば
● 治療の頻度を上げる(体が戻り前にもう一度刺激を入れる)
● 自宅でストレッチを毎日継続する
● 日々の姿勢を気を付ける
● 負担のかかる動作を控える
まずはこのあたりがある程度できてくると継続的かつ頻繁に良い刺激が入っている状態でかつ悪い刺激(悪い動作や姿勢)は少なくなっている状態なので症状の戻りがなくなり、今度はいい状態でホメオスタシスが機能してきます。
そうなれば症状の戻りもかなり軽減してくるので症状が安定して落ち着いてきます。
あなたに理解していただきたいのは、人間の体はそもそもそんなに簡単に変化が出るようには作られていません。
逆にそんなに急激に変化が出てしまっては体が困まってしまうのです。
まとめ:戻りに対する【正しい考え方】を持っておこう
『症状の戻りは必ず生じるもの』
治療を開始して最初のうちは特に戻りに悩まされることが多いのであらかじめこの考え方を持っておくとよいですね。
この考え方を持っていれば心が折れなくなります。
気持ちの波がなくなり治療もスムーズに進んでいきます。症状の戻りで悩んでいる人は実際の施術ではもっと詳しいところまでお話していますので症状の戻りでお悩みであれば一度ご相談ください。
少しでも症状の戻りでお悩みのあなたの参考になれば嬉しく思います。
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今日はここまでです。
次回も患者さんからの質問に対してまたブログを更新していきます!
最後までご覧いただきありがとうございました。
ではまた♫