2021年11月20日
すねが痺れる! 坐骨神経痛に似た「小殿筋」によるシビレとは?
こんにちは、小田原市の慢性腰痛・ひざ痛専門 整体院葉音の院長の楠侑友です。
今回は、「すねが痺れる! 坐骨神経痛に似た「小殿筋」によるしシビレとは?」という内容のお話です。
足の中でもすねのあたりが痺れているという方が非常に多い印象です。
こんな症状で病院に行くと「坐骨神経痛ですね」と言われているも多いかと思うのですが、果たして本当にそうでしょうか?
坐骨神経痛と決めつけることができない理由を解説していきたいと思います。
それでは解説していきます。
足のしびれはすべて坐骨神経痛? いいえ、違います。
足が痺れているという方が病院へ行くと、ほとんどの人が「坐骨神経痛」という診断を下されるケースが非常に多いです。
そもそも、坐骨神経痛は診断される病名ではなく症状の名前ではあるので色々と間違っていますが、
その話は置いておいて、この記事でお話したいのは果たして本当にあなたの足のしびれは坐骨神経痛によるしびれなのでしょうか?
坐骨神経痛でないケースもたくさんありますので、とても重要な部分ですし精査が必要になっていきます。
特にすねのしびれを訴えるケースでは、坐骨神経痛に似た状態で、「小殿筋(しょうでんきん)」による足のしびれという状態があります。
足の外側にしびれが起きる「小殿筋」
お尻の横にあたる深いところに「小殿筋」という筋肉があります。
中殿筋や大腿筋膜張筋といった表面の筋肉の奥にあるような筋肉です。
一番骨に近い筋肉とも言えるので、実は問題になることが多いです。
この小殿筋が硬くなることによって足の外側に坐骨神経痛と似た足のしびれを生じさせます。特にすねのあたりにしびれを訴える人が多いです。
一般的には慣れていないと自分で判別することは難しいと思います。
小殿筋が硬くなると以下の図の赤い部分に痛みしびれを引き起こします。
これを関連痛といいます。
体の中でも奥にある筋肉なので触れるのが非常に難しいです。
表面の中殿筋を介して緩めることや、肩甲骨の小円筋という筋肉を緩めることで小殿筋にアプローチすることができます。
「しびれ」という症状だけをみて坐骨神経痛と安直に診断されることが多いので、小殿筋の硬さによっておこる足のしびれは見逃されがちです。
そもそも坐骨神経痛の評価もしていないのに坐骨神経痛と決めつけてしまうと、他に原因があった場合ずっと改善しないということが起きます。
「しびれ」=「坐骨神経痛」ではないということです。
小殿筋が硬くなる理由は?
小殿筋が硬くなる理由としては以下の可能性が考えられます。
1.1日中立ちっぱなしなことが多い
2.歩きすぎ
3.足を踏ん張って作業をしている
4.片方の足にばかり体重を乗せている
5.座っている時間が長い
上記のような姿勢・動作が多くなることで、お尻の奥にある小殿筋をかなり使ってしまうので筋肉が硬くなってしまいます。
小殿筋が硬くなると小殿筋に入り込む神経や血管が圧迫されるもしくは牽引されるのでしびれが起きるようになってしまいます。
小殿筋が原因になっている場合、しっかりと緩めることでしびれが改善するのです。
まとめ
坐骨神経痛と診断されてしまっている人は、本当に自分が坐骨神経痛なのかを疑うことが重要です。
これは小殿筋が原因でも坐骨神経痛と同じようなしびれが出るからです。
ぜひ「すねのしびれ」で悩んでいる方は、一度私にご相談いただければと思います。
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今回はここまでです。
それではまた(^^♪