こんにちは、小田原市の慢性腰痛・ひざ痛専門　整体院葉音の院長、楠侑友です。

今回は「９０％の人が使えていない３つの筋肉とは？」というお話です。

体の中には悪い姿勢や度重なる体への負担によって全然使えていない筋肉というのが存在します。

整体などで体は整っていても、体の使い方に関しては悪いままである人が多いです。

そのままでは、結局もとの悪い体の使い方をしてしまうことになるので、また悪くなってきてしまいます。

そこで体の使い方を覚える必要があります。

その中でも使えていない筋肉というものがあるのでそのあたりを解説していきますね。

使えていない3つの筋肉に注目！

体の中には使えていない筋肉があります。

体には全部で約４００もの筋肉が存在しますが、そのすべてを効率よく上手に使えるわけではありません。

しかし、意識すれば使えるようになる筋肉も存在するのでその部分を少しでも知る必要あります。

特に使えていない筋肉は以下の3つです。

①肩甲骨の内側（菱形筋、僧帽筋、頚板状筋）

②お腹の筋肉（大腰筋、腸骨筋、腹直筋）

③お尻の筋肉（大殿筋、ハムストリングス）

ここからはどうなっているとそれぞれの筋肉が使えなくなってしまうのかを解説していきます。

肩甲骨の内側（菱形筋、僧帽筋、頚板状筋）

肩甲骨の内側の筋肉がうまく使えていない人はとても多いです。

その原因のほとんどは「猫背」の影響です。

猫背は前のめりで肩が前に入り込んでしまうことから背中の内側が前に向かって引っ張られてしまいます。

すると肩甲骨の内側についている菱形筋、僧帽筋、頚板状というような筋肉が正常に使えなくなってしまいます。これらの上半身を起こすような筋肉達が使えていないので体がどんどん前のめりになって慢性的な前傾姿勢が作られてしまいます。

使えていない肩甲骨の内側の筋肉が使えるようになることで普段硬くなっている筋肉なども緩みやすくなりますので、肩甲骨を内側に意識して動かしてあげることが大切になっていきます。

お腹の筋肉（大腰筋、腸骨筋、腹直筋）

お腹の筋肉も使えていない筋肉としては代表的な部分です。

一般的にはお腹が使えていないというと「腹筋がない」ということを想像してしまいがちですが、実際は筋力がないわけではないということではなく硬くて使えていないという状態です。

だから鍛えても意味がありません。

お腹の筋肉が悪い姿勢の影響で硬くなってしまい正しくは「うまく使えていない」という状態だということを理解しましょう。

硬く古くなったゴムが伸びないのと似ています。

筋肉は硬いと正常に伸び縮みできなくなるので上手く使えなくなってしまうイメージです。

お腹の筋肉が硬く縮こまっている人は体がやはり前に倒れています。

また肩甲骨とも連動しているのでお腹の筋肉を上手く使おうと思ったら肩甲骨の内側も同時に使えなくてはいけません。

お腹の筋肉を上手く使えている人は体がしっかりと起こせていますよ！

お尻の筋肉（大殿筋、ハムストリングス）

肩甲骨の内側とお腹の筋肉が使えなくなると使えなくなる筋肉として「お尻の筋肉」があります。大殿筋（だいでんきん）やハムストリングスといった筋肉です。

特に歩くときなどは大殿筋がしっかりと機能していないとその負担はふくらはぎや太ももの筋肉に集中することになり、膝や腰などいろいろなところに痛みの症状を引き起こします。

また足が股関節から後ろに引けないという人は、お尻の筋肉がうまく使えていない人が多いです。

正常な人は約５０度は足を後ろに引くことができるのです。

まとめ　使えていないにも理由がある

本当は使わなければいけない筋肉が使えないのは、姿勢や動作の影響が非常に大きいです。

正しい姿勢や動作などは正しい体の使い方を覚えるだけで、自然と今回ご紹介したような筋肉が使えるようになっていきます。

正しい体の使い方を覚えるということは、腰痛やひざ痛の予防にも効果がありますから、少しでも普段使えていない筋肉を理解して使えるように体を改善していくことで普段の生活が楽になっていくと思います。

使えていないというのにもしっかりと理由があるので、やみくもに筋トレばかりやってしまっている人は早く卒業しましょうね！

自分の体とちゃんと向き合いたいという方はぜひ一度、ご相談いただければと思います。

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今回はここまでです。

それではまた(^^♪