2021年12月10日
【症例シリーズ】左の肩甲骨が痛い…。その原因は?(Tさんの症例)
こんにちは、小田原市の慢性腰痛・ひざ痛専門 整体院葉音の院長の楠侑友です。
今回は「左の肩甲骨が痛い…。その理由は?」という内容のお話です。
左側の肩甲骨が痛いという方に向けて記事を書いています。
特に左肩甲骨の内側あたりが痛いという人はぜひ参考にしてみてください。
※今回は実際にご来院された実際の患者さんをもとに解説していきます。
では解説していきます。
左の肩甲骨がなぜ痛い?
左の肩甲骨が痛いとご来院された患者さんの痛みの原因は、左の肩甲骨ではありませんでした。
まず左の肩甲骨に原因がないということを最初に理解しなければいけません。
痛みはあくまでも結果であり、原因と一致しないことがほとんどです。
専門的に言えば、その患者さんの左肩甲骨の痛みの原因は、「腹部の短縮に伴う胸椎後弯増強と体幹の左回旋」ということになります。
なんやら難しく聞こえるので簡単に解説をします。
①腹部の短縮に伴う胸椎の後弯増強
これは、お腹側の筋肉が縮まってしまうことによって体が前のめりになり背骨の胸椎と呼ばれる部分が後ろに大きく飛び出ているような状態になります。
前かがみの姿勢となるので背中側は丸まって背中の筋肉が引き延ばされている状況です。
筋肉は引き延ばされることで痛みや違和感を生じますから、背中に肩甲骨周りや背中に大きな負荷がかかり痛みをひき起こします。
②体幹の左回旋
この患者さんは、背中を丸めている姿勢と同時に体が左にねじれているような姿勢を取っていたため左の肩甲骨付近に痛みを生じさせてしまっていました。
あなたも一度試してもらえると良いと思うのですが、体を左にねじると左の背中の筋肉が硬くなり、反対に右の背中の筋肉は緩むというように姿勢に伴い筋肉の硬さが変わるという体の仕組みがあります。
上記の2つの動きが合わさることで結果として左の肩甲骨の付近に痛みが出現していただけなのです。
左の肩甲骨の痛みを改善するための施術のポイントは?
そこでこの患者さんの左の肩甲骨の痛みを改善するためのポイントは、短縮している筋肉をほぐして姿勢をもとに戻すということです。
この患者さんの場合、上記の姿勢から分かることは①お腹②左の脇③右の胸の3つの筋肉がポイントです。
上記の3か所というのは筋肉が短縮を起こしているので、筋肉が固くなってしまっているのです。
硬くなっている3か所の筋肉はそれぞれ体を前に倒したり、肩甲骨を引き下げてしまったり、体を左側にひねる筋肉になります。
この筋肉の硬さを取り除くことで姿勢が元の状態に戻り症状が改善していきます。
左の肩甲骨の痛みを改善するには、一見肩甲骨とは関係のなさそうな部位をみる必要があるのです。
まとめ
この患者さんは、姿勢に問題があるという認識がほとんどなかったためまずは自分の姿勢を自覚してもらうところから始めました。
まずは、どこが悪いのかに患者さん自身が気が付くことが重要です。
肩に痛みを出しているゆがみがどこかにあるはずですからね!
左の肩甲骨が痛い人で肩甲骨ばかりを見続けているとなかなか改善しないので要注意ですね。
あなたがいつまでも改善しない左の肩甲骨の痛みで悩んでいるのであれば、一度ご相談ください。
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今回はここまでです。
それではまた(^^♪