2019年9月2日
肩こりを99%改善するために “足” を見る理由とは?
こんにちは、小田原市の腰痛・ひざ痛専門店 整体院葉音~Hanon~の院長、楠侑友(くすのき ゆうと)です。
今日も当院のブログを見ていただいて本当にありがとうございます。
今日も、神奈川県小田原市を中心に湘南・伊豆地域の腰痛・ひざ痛でお悩みの方へ有益な情報をお伝えしていきたいと思います。
今日の内容は、「 肩こりを99%改善するために“足”を見る理由とは? 」というお話です。
なぜか最近、腰痛・ひざ痛専門にも関わらず、肩の不調を訴えてこられる患者さんが多いです。あれっ??と言う感じなのですが、もちろん全身トータルで見させていただいていますので肩の不調でご来院されても全然OKです。
今に肩こり専門になるかもしれません…笑 冗談はさておき肩のお悩みで多いのはひどい肩こりと五十肩でご来院される方が非常に多いです。
そんな肩こりや五十肩を99%改善させるためには実は肩だけの施術では不十分な事が多いのが実際のところです。
その理由を解説していきたいと思います。
目次
肩こりで “足” を見るべき理由は「戻り」を防ぐため
肩こりや五十肩はもちろん肩周りの筋肉が短縮し、引っ張られることで肩甲骨のアライメント不良(位置がずれる)が生じ痛みなどを生じるわけなのですが、その原因は、肩周りの影響だけではないという事なのです。
多くの場合、肩周りだけしか施術をしないとほぼ100%近い確率で症状の戻りをきたします。
要するに、一度良くなってもまたすぐに肩こりになってしまうという事なのです。
それに対してなぜ戻ってしまうのかを考えなければいけません。
肩こりだけど全身を見るべき!
肩こりだと肩だけに何か問題があるのかな?っていう印象がどうしても強くなりますが、全然そんなことはありません。
全身の影響が必ずあるのです。
多くの肩こりがいつまでも改善しない場合は、全身の影響を無視してしまっているのです。
普段からどこに症状が出ても、全身の影響があるんだという考えを持っておくといいと思います。この考え方は肩以外の痛みであっても同じことが言えます。
その中でも特に肩への影響で、考えなければいけないのが主に同側の股関節、要するに“足”の状態をみる事が非常に重要です。
「えっ?! 足?!」 「肩とはだいぶ離れているのに?」
こんな声が聞こえてきそうですが、そうです “足” です。戻りの原因やいまいちすっきりしない原因は足にあるのです。
足が関係する理由は一体どんな理由なんでしょうか?
以下のこんな関係性を知っておくと、いいかもしれません。
手と足は構造が似ている?
どのように足の影響を、肩こりや五十肩と関連づければいいのでしょうか?
そんなに難しくありません。
キーワードは「解剖学的類似点」です。言葉だけ聞くと何やら難しそうですが・・・。
人間の体は構造が類似している部分が存在します。
そのような部分は、関節構造や役割もほぼ同じような関係性になるので、そのような場所はお互いに影響しあっています。
なんだか難しいと思った方は、ちょっと待ってください!焦
簡単に解説しますね。
ちょっとあり得ないですが、肩と足をガバッと外したとします。横に並べてみて下さい。
もちろん想像でいいです。笑
並べると、以下のことに気が付きます。
肩は股関節
肘は膝関節
手首は足関節 と言うように同じ並び、同じ構造をお互いにしているような気がしませんか?
実はそういう事です。
肩の影響は必ずと言っていいほど股関節に出るように体は作られています。
また肩こりや五十肩の場合、肘や手首の影響が往々にしてあります。
なので、結論としては股関節やひざ関節、足関節が肩こりや五十肩に大きく関係しているということが分かります。
このように見るべき視点を肩以外の場所に広げることで、改善できる可能性が非常に上がりますし、症状の戻りも抑える事ができます。
どうしても100%とまでは言えないですが、なるべく100%改善した状態にまで近づけるためには、今日ご紹介したような視点を持っていると違いを感じることができるようになるでしょう!
【おまけ】肩こり、五十肩の人は試して見て下さい!
最後におまけです。 肩に対して足の影響を実感できる簡単な確認の方法がありますのでご紹介しますね。
肩こりや五十肩で手が上手く上がらない人は、下記の内容を一度試して見て下さい。
※以下の動作は、仰向けで行って下さい。
TRY①仰向けでひざを曲げた状態から挙がらない方の手をバンザイして下さい。
TRY②仰向けでひざを伸ばした状態から足を大きく横に開いてから挙がらない方の手をバンザイして下さい。
上記のどちらかの状態の時に、手が挙げやすくなる方は、90%以上手が挙がらない理由として ”足” の影響が考えられます。
当てはまる方は、今回のお話に該当しているかもしれません。
足の影響を考えるきっかけになれば嬉しく思います。
肩こりに関係する足の影響 まとめ
肩こりや五十肩が改善しない理由は足を見ていないことが原因かもしれません。
放っておいてしまい、慢性化する前に早い段階で足の影響をなくしていけるいいですよね。
何度も言うようですが、腰痛やひざ痛でも今回と同様のことが言えます。
全身のどこが本当に悪いのか探す視点や習慣をつけると、色々な症状の改善に繋がると思いますのでぜひ参考にしてみて下さい。
今日はここまでです。
ではまた!!