こんにちは、小田原市の腰痛・ひざ痛専門整体院　葉音～Hanon~の院長、楠侑友です。

今日も当院のブログをご覧いただきありがとうございます。

今回は、「ハムストリングスが硬くて生じる腰痛」というお話です。

ハムストリングスというと聞いたことがある人も多いと思います。

太ももの裏側についている大きな筋肉のことを言います。

今回はこのハムストリングスが原因で腰痛をひき起こしているケースについて解説していきたいと思います。

ぜひ気になる方は最後までご覧ください。

ハムストリングスは腰痛の原因です。

まずハムストリングスという太ももの後ろにある筋肉は腰痛との関係性が非常に高いです。

このハムストリングスが硬くなってしまうことで股関節の動きが悪くなり、腰に負担をかけてしまいます。

ハムストリングは主に「大殿筋」というお尻の筋肉と「脊柱起立筋」という背中～腰にかけての筋肉の2つと大きなつながりを持っています。

この大殿筋と脊柱起立筋は股関節の動きに大きく関与しているために硬くなると股関節がうまく動かせなくなってしまいます。

その結果、腰椎という腰の骨がうごきすぎてしまい、周りにある筋肉にも過度な負担をかけてしまいます。

体の仕組みを知らないとちょっと分かりにくいかもしれませんがこれがハムストリングから起きる腰痛の正体と理解してもらえると良いです。

ハムストリングスはなぜ硬くなるの？

ハムストリングが硬い人は非常に多いですが、なぜそんなにかたくなってしまうのでしょうか？

その答えはハムストリングスの働きにあります。

その主な働きは「膝を曲げる」ことです。

要するに膝を曲げている時間が長いとハムストリングスは収縮し筋肉が縮んだ状態になり硬くなっていきます。

椅子に長時間座っているような姿勢が多い方や、普段家のソファでお尻をずって座っている方は非常にこのハムストリングが硬くなりやすい傾向にあります。

ハムストリングスが硬いというのは自分では気が付かないうちに膝を曲げるような動作が多くなっているということを指すのです。

前屈で床に手が付かない人はハムストリングスが固まっています。

立ったまま前屈をしてみるとハムストリングスの硬さがよくわかると思います。

通常ハムストリングスがある程度柔らかい人は、立ったまま前屈をしたときに手が床につきます。

でもハムストリングスが硬い人は、床には絶対手が付きません。

指先から床までが１０ｃｍ以上あいてしまうという方は、ハムストリングスが縮んでいる証拠です。

この前屈という動きは実は腰で動かしているわけではありません。股関節を曲げている動きなのです。

ハムストリングスが硬い人は先ほどもお話した通り、股関節の動きが悪くなります。だから前屈がうまくできなくなってしまうのです。

この前屈でも股関節が硬いと腰で曲げようとする力が働いてしまうので、腰に負担がかかり腰痛が起きるという仕組みです。

まとめ

ハムストリングスは腰痛に直接関係がある筋肉であり、硬くなると繋がっている大殿筋や脊柱起立筋をの動きを悪くし、股関節がうごかなくなってしまう。

その結果、腰が無理に動かなくてはいけない状態となり、腰痛に発展する。

ハムストリングスは力の強い筋肉であり周りに与える影響も非常に強いです。

適切な筋肉の柔らかさと柔軟性が保たれているとハムストリングが原因で起きる腰痛を回避できるようになります。

前屈で床に手がつかないという人は要注意かもしれませんね！

では今日はここまでになります。

最後までご覧いただき本当にありがとうございます。

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