2017年6月22日
ぎっくり腰の改善には大腿筋膜張筋が関与する
こんにちは、小田原市の腰痛専門整体院 整体院 葉音~Hanon~の院長、楠です。
本日も小田原を中心に神奈川県西部の皆さんに有益な情報をお伝えしていきます。
今日の「ぎっくり腰には大腿筋膜張筋が関与する」というお話です。
先日、ぎっくり腰で来院された方のお話です。
その方は足を引きづり、膝折れを起こしながらの歩行となっていました。
多くの場合、ぎっくり腰は全身的に筋肉の疲労を起こし、中でも特に下肢や腹部の筋肉が短縮を起こしているケースを多く経験します。
この患者さんは、ある部位を中心に筋肉の硬さが著名にみられていました。
それは「大腿筋膜張筋」という筋肉です。
太ももの筋肉で、中臀筋の前方に位置し太く短い筋肉です。この筋肉は腸脛靭帯という靭帯組織となり下腿の脛骨まで伸びています。
この大腿筋膜張筋は体の前後方向への動きが不十分になることで、左右でバランスを取り始めてしまう為ストレスを受けている事が多くあります。
このストレスを受けている状態が長く続くことで、大腿筋膜張筋が硬くなり痛みを引き起こします。
次に痛みを取るためのポイントをお伝えします。
まず、この大腿筋膜張筋を触れるようにしましょう!!
初めに、上前腸骨棘(ASIS)と呼ばれる骨盤の前突起触ります。
次に上前腸骨棘のすぐ後ろに位置する筋肉を少し強めに押してください。
押した印象としては、圧痛があり、腰に響くような感じまたは、足の外側、くるぶしのあたりまで響く感じがあります。
この筋肉が大腿筋膜張筋です。
少し痛みがなくなるまで何度か押圧を繰り返してあげてください。
この大腿筋膜張筋はぎっくり腰に高確率で関与する筋肉になりますので、触れそうな方はご自身でも触って緩めてみて下さい。
今日はこんなお話で終わりたいと思います。
ではまた