2021年11月7日
どこまでなら治せる? 理想と現実
こんにちは、小田原市の慢性腰痛・ひざ痛専門 整体院葉音の院長、楠侑友です。
今日は「どこまでなら治せる?【理想と現実】」というお話です。
整体を受けて自分の症状が改善するのか、それとも改善しないのかと悩んでいる人も多いかと思います。
結論から言うと、整体によってちゃんと治せるよという状態と、残念ながらこれ以上は治せないという境界線みたいなものがあります。
ではどんな状態は治せるけど、どんな状態は治せないのでしょうか?
私の考え方を書いています。
気になる人は続きを読んでみてください。
物理的な問題は治せない
例えば、
整体で骨折を一瞬でくっつけられるかと言われたら無理です。
人工の関節が入っているのに、元の角度まで曲げられるかといわれたらそれも無理です。
ガンがあるのに整体で治せるかと言われたら当然ですが無理です。
要するにもうそれ以上治せないという状態やその境界線を患者さん自身が知ることが重要なのです。これは整体に限らずに病院でも適応外であることが多いです。
「ある程度は仕方ないね」「ここまで良くなったんだから良しとしなさいよ」と言われてしまう状態です。
骨折、人工物、腫瘍、手術痕などの物理的に問題が出てしまっている場合に限っては治すことができないというよりも改善できる限界が生じてしまいます。
理想と現実
当院に来られている両膝が人工関節の患者さんですが、手術の後に術後感染などもあり両膝が曲がらなくなってしまったということなのです。
その角度はなんと90度以下、通常は130度の角度まで曲がるのにも関わらず手術した人工膝関節の両膝が90度まで曲がらない状態なのです。
患者さんは悪くないのですが、困ったものです。
理想では130度まで曲げたいと思うのですが、それはもう無理なのです。
なぜなら人工膝関節の手術を受けた時点で最大でも現実では110度程度までしか曲がらないように設定されてしまうからです。
だから現実をみなければいけません。患者さんに変な期待を持たせることはしてはいけないと思うのです。
このような患者さんには理想と現実を理解してもらう必要があるのです。
達成可能な目標設定をする
膝は曲がらないけれどここまでは到達できますよ。
という達成可能な目標設定をすることが重要です。
不可能な目標設定ではなく達成することが可能な目標を患者さんと一緒に設定しないと、考え方のすれ違いがでてきてしまい施術の進行自体がうまくできなくなってしまうからです。
自分の体はどこまで治すことができるのか、その現実を知り自分の中で府に落とすことも重要です。
他にできることもあるので変化の出せない部分を気にするよりも改善できることにフォーカスしてあげるほうが体の状態は良くなっていくのです。
まとめ
自分の体は本当に改善するのか?
その境界線を患者さん自身が理解しないといけません。
どこまでは改善することができるのか、そのうえで他に悪いところはないのかということを考えて施術していくほうがその患者さんの悩みを軽減できる可能性が高いのです。
もしあなたが私の体は整体で改善することができるのかと悩んでいるのであればぜひ一度ご相談いただければと思います。
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メールフォームからのご相談でも構いません。
いつまでも一人で悩んでいるのはもったいないですからね。
自分の体にしっかり向き合って一緒に健康な生活を送れるようにしていきましょう!
それではまた(^^♪